ミックスダウンとマスタリングのWEBマガジン

エレキギターのエフェクト処理

エフェクト処理の際に心掛けておくこと

ディレイ

楽曲のなかで、エレキギターの音は中域を占有するので、稲妻が走るような素晴らしいギター・トラックを制作することができたとしても、楽曲のトータルのバランスを考えてエフェクト処理をして行く必要があります。

この段階で、使用するエフェクターはWAVESの「コンプ」「EQ」「ディレイ」で、「リバーブ」は使用しません。ギターのエフェクト処理の際に心掛けておくことは、「EQで加工しすぎて人工的なサウンドにしないこと」「ミュージシャンに徹して制作したギター・トラックの迫力を保ちながらボーカルの邪魔をしないこと」などです。

削れる帯域は削る

もう今までに何度も書いてきましたが、エレキギターのミキシングもボーカルを中心に考えた作業をして行きます。ミックスダウンの基礎講座の「ミックスダウンのコツ2 〜メインパート中心に処理をする〜」でも書いている通り、素晴らしい演奏はミックスのバランスを崩してまで強調しなくても分かりますので、ミックスダウン時には各パートのバランスを考え、エレキギターの周波数帯域で削ることのできるところは削りましょう。

ボーカル・トラックを意識したエフェクト処理

WEBマガソングを題材にして、エレキギター「コンプ」「EQ」「ディレイ」のボーカル・トラックを意識したエフェクト処理や、左右に振り切ったエレキギターをさらに広げる方法などを「エレキギターのエフェクト処理」本編では紹介しています。