モニター・ヘッドホンは、アンケートの結果、自宅スタジオで使っている方がとても多かった定番のスタジオ・ヘッドホンであるSONYの『MDR- CD900ST』。モニター・スピーカーは値段も手頃で、スタジオでもよく見掛けるFOSTEX(フォステクス)の『NF-01A』を使用しました。
SONYの『MDR- CD900ST』はプロ/アマ問わずに使用している方が多い定番のスタジオ・ヘッドホンです。原音のイメージそのままの音質を再現してくれるのが特徴のヘッドホンで、はじめてレコーディングやミックスを意識して購入したモニター用のヘッドホンが『MDR- CD900ST』という方も多いのではないでしょうか。
事前にアンケートを取った結果、「失敗しない宅録スタジオ・ヘッドホン選び」で紹介している『MDR- CD900ST』を自宅スタジオで使用している方が、とても多かったので、今回のWEBマガジン用の楽曲は、このスタジオモニター・ヘッドホンを使用しました。
基本的に仕事では、わたしはYAMAHA(ヤマハ)の定番のスタジオモニターである『NS-10M Studio』をメインにしていますが、すでに『NS-10M Studio』は生産を完了していて販売されていないので、今回のWEBマガジン用の楽曲のミックスダウンとマスタリングには、「失敗しない宅録スタジオ・スピーカー選び」でも紹介している、主にサブ的に使っているFOSTEX(フォステクス)のスタジオモニター『NF-01A』を使用しました。
このスタジオモニター・スピーカーの特徴は小音量でも音が良く見え、定位感が良いところです。『NF-01A』は多方面で評価が高く、省スペースで使うことができるので、自宅スタジオに導入した方も多いのではないでしょうか。また、商用スタジオでも『NF-01A』を見掛けることがあります。
住宅環境などからヘッドホンだけで、ミックスダウンとマスタリングの作業をしている方も居ると思いますが、個人的には、ヘッドホンとモニター・スピーカーを併用して作業するほうが良いと思います。
確かにヘッドホンだけでの作業も、慣れてしまえば可能だと思いますが、モニター・スピーカーからどのような音が出るのかを知らないままにヘッドホンだけで作業をしていても、あまり上達しないと思いますので、ヘッドホンだけでの作業をしている方もモニター・スピーカーからどのような音が出るのかは知っておいたほうが良いです。
また、ヘッドホンだけでの作業しかできないという方は数種類のモニター用のヘッドホンを所有して作業したほうが良いと思います。
定番のスタジオ・サウンドを手に入れたい方は、『宅録スタジオ構築ナビ』のコンテンツ「スタジオ・サウンド構築ナビ」を参考にして下さい。「スタジオ・サウンド構築ナビ」では「失敗しないモニター選び」をテーマに、自宅スタジオに最適な「定番」と呼ばれている「宅録スタジオ・スピーカー」や「宅録スタジオ・ヘッドホン」をメーカ別に紹介しています。